福寿草

2月の花「福寿草」

雪の中からひょっこりと出す黄色い花。
まだ寒いうちから、梅蔵で真っ先に春をお知らせする健気な野草花です。

西洋名を「アドニス」と言い、由来はギリシャ神話の少年の名前です。
花が先に顔を出し、後に人参(にんじん)の葉のようなこまかい葉が出てきて、一面に広がります。


3月の花「スノードロップ」

可憐な草姿に白い下向きの花を1輪咲かせる、春を告げる花。
梅蔵では雪の消えつつあるデッキ下にひっそりと咲きます。

ヒガンバナ科ガランサス属の総称。
2月から3月に開花し、6月ごろに茎葉が枯れて休眠します。
夏も土壌が乾きすぎない落葉樹の下や、ロックガーデンなどでの栽培が向いており、球根を掘り上げずに夏越しさせます。


クリスマスローズ

4月の花「クリスマスローズ」

クリスマスのバラという名前とは違い、実はアネモネやラナンキュラスと同じキンポウゲ科の植物です

クリスマスローズの育種は1850年頃のオランダで開始され、ヨーロッパの国々で育種が盛んとなり1970年頃からガーデンハイブリッドを中心に品種改良されてきました。

現在は世界中で栽培され、赤紫系やピンク系、黄色系、黒系、灰色系、緑系、アプリコット、バイカラーなど様々な花色が生み出されています
日本でも庭に花の少ない、冬から春の園芸植物として、人気があります


5月の花「芍薬」

夏の初めを感じる新緑を彩る花。
芍薬(シャクヤク)はアジア原産のボタン科の多年草です。
梅蔵では白赤の芍薬が庭を染めます。

春になると地面から新芽を出し、伸びた茎から大きな花を咲かせるのが特徴です。

薬用植物としても知られ、中国では古くから栽培されてました。花から根まで余すことなく使用され、親しまれてきました。その後、改良され、現在では数多くの品種が作られ、初夏の切り花としても人気の高い植物です。

牡丹(ボタン)は落葉低木で「木」、芍薬(シャクヤク)は「草」として分類されます。

芍薬